この研究によると、Microsoftの全社的なリモートワークへの移行は、社内のビジネスグループ間のコミュニケーション、コラボレーションに悪影響を及ぼし、従業員の生産性と長期的なイノベーションを脅かしているという。
Microsoft、リモートワークの影響を約6万人の従業員で調査した研究論文発表 - ITmedia NEWS
テレワークでメールやIMが増え、自分の周りのコミュニケーションがメインになり、それ以外とのコミュニケーションが減ったとのこと。
Microsoftは、リモートワークへの移行で、正規のビジネスグループと非公式のコミュニティの相互接続性が低下し、グループのサイロ化が進んでいることが分かったとしている。ビジネスグループ間の接続のために費やす時間の割合が、パンデミック前より25%減少したという。
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リモートワークによって従業員のコミュニケーション方法が変化し、以前よりもメールやインスタントメッセージなどの非同期通信(リアルタイムではない通信)への依存度が高くなり、音声や動画の通話などの同期通信への依存度が低くなった。会議と通話の合計時間は、パンデミック前より5%減少した。
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「パンデミックが終わった後も、ハイブリッドワークは続く可能性が高い。ハイブリッドワークに関する企業のポリシーが従業員の相互協力の方法にどう影響するかを理解することは非常に重要だ」。
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