Trend Micro Mobile Security 9.8 SP5 Critical Patch 3 (Build 3213) 公開のお知らせ:サポート情報 : トレンドマイクロ
Trend Micro Mobile Security 9.8 SP5 Critical Patch 3 (Build 3213) を下記日程にて公開いたします。
■公開開始日
2022年11月8日 (火)
■新機能・修正内容
提供される修正、新機能については付属の Readme ファイルをご確認ください。
■入手方法
本製品は、最新版ダウンロードページよりダウンロードできます。
■製品サポート情報
サポート情報 : トレンドマイクロ
ご不明な点がございましたら、弊社サポートセンターまでお問合せください。
お問合せ方法については、こちらをご確認ください。
1.1 本リリースの概要 ==================== Trend Micro Mobile Security 9.8 SP5 Critical Patch 3 (以下、Mobile Security) では、モバイルデバイスを脅威から保護する最新のセキュリティ技術が実装されて います。フィルタ機能の統合により、迷惑電話や迷惑SMSを防止します。 また、Web脅威対策で危険性のあるWebサイトへのアクセスをブロックし、フィッシン グやファーミングなどのオンライン詐欺の被害を防止します。ログオンパスワード保 護機能を使用すると、お使いのモバイルデバイスを不正アクセスから保護できます。 本バージョンのMobile Securityでは次の機能が提供されます。 o iOSおよびAndroidの最新のOSをサポート o 最新のパターンファイル、セキュリティポリシー、およびプログラムバージョン を確保するための、予約または手動でのコンポーネントのアップデート o ログオン認証によるモバイルデバイスへの不正アクセスの防止 o 事前設定のパスワードによるアンインストールの防止 o 不正プログラム検索 o 安全なインターネットブラウザ操作を実現するためのWeb脅威対策 o 不要なSMSをブロックするSMSフィルタ機能 o 不要な着信や未登録の電話番号からの着信をブロックする着信フィルタ機能 o 検索結果、検出されたセキュリティ上の脅威、フィルタ処理されたSMSや電話な どのイベントを追跡する総合的なログ o 次の管理者機能 o Wi-Fi設定のプロビジョニングと、モバイルデバイスの各種機能の管理 o パスワード認証の実行と複雑なパスワードの設定 o モバイルデバイスへの特定のアプリケーションのインストールの許可または ブロック o エンタープライズアプリケーションからモバイルデバイスにインストールす る、ユーザ向けアプリケーションのリストの作成 o モバイルデバイスのリモートからのロック、位置確認、およびデータ消去 o IMEI/MEID番号またはWi-Fi MACアドレスを使用した、複数のモバイルデバイ スの認証 o Trend Micro Control Manager 7.0 (以下、Control Manager) との 完全な統合のサポート o モバイルデバイスに対する次の検索のサポート o 不正なSSL証明書 o 不正なiOSプロファイル (iOSのみ) o ネットワークトラフィックの復号 o 安全でないアクセスポイント(Wi-Fi) o 開発者オプションとUSBデバッグ (Androidのみ) o 改ざんアプリ o 新しいウィジェット、管理者への通知、レポートの導入: 不正なSSL証明書、 不正なiOSプロファイル、ネットワークトラフィックの復号、安全でないアク セスポイント (Wi-Fi)、開発者オプション、USBデバッグ、改ざんアプリ、 root化/Jailbreakされたモバイルデバイスに関する情報が提供され るようになりました。 o 承認済みリストの導入: 不正プログラム、脆弱性、プライバシーリスク、 改ざんが検出されたアプリのうち、安全性を確認できたアプリを管理者が承認 済みリストに追加してモバイルデバイスへのインストールを許可できるように なりました。 1.2 本リリースのインストール対象 ================================ Mobile Security 9.8 SP5 Critical Patch 3 のセットアップを必要とする場合、 またはMobile Security 9.8以降からアップグレードする場合が該当します。 注意: 本リリースより、製品バージョン番号の記載が変更され、英語版の バージョンと同じ表記となります。 2. 新機能 ========= 本リリースで提供される新機能は次のとおりです。 o Microsoft SQL Server 2017 Expressエディションのインストール o JREからOpenJDKへの変更 o AirGap用MxSDKとの統合 o Javaのバージョンが1.6から1.8にアップグレード o Mobile SecurityマネージメントサーバがActive Directoryサーバに接続する際の プロトコルでLDAPSをサポート o DLLハイジャックを軽減するためのInstallShieldバージョン2018へのアップデート o 機能ロックポリシーの設定に影響を与えるiOS 13の新しい制約に伴う、iOS 13の 監視モードにおける機能ロックに関するヒントの追加、および一部の不要な機能 ロックの削除 o Trend Micro Apex Centralのポリシーページのアップデート o Mobile Securityの組み込みPHPのバージョン5.4.38から7.0.33へのアップグレード o Mobile SecurityサーバのPHPのバージョンを7.4.12にアップデート o Trend Micro Apex CentralからのMARSパターンファイルのアップデートのサポート o Exchange Server 2016/2019のサポート o 旧バージョンのバイナリプロトコル (2021年3月31日以降、Appleのサポートは 受けられなくなります) がHTTP/2ベースのAPNs (Apple Push Notification サービス) に置き換えられました。 o 既知のいくつかのバグおよび脆弱性の修正 o このバージョンのMobile Securityでは、GoogleのFirebase Cloud Messaging (FCM) ソリューションを使用してAndroidデバイスに通知を送信します。 このFCMソリューションを使用すると、Mobile SecurityサーバとAndroid エージェント間の通信のパフォーマンスと安定性が向上します。 2.1 修正される既知の問題 ======================== 本リリースでは、次の問題が修正されます。 本リリースで修正される内容について、下記の形式で記載いたします。 ------------------------------------------------ 問題: [HotFixファイル名][社内管理用番号] 問題の内容 修正: 修正の内容 ------------------------------------------------ 問題1: [HotFix 1441][SEG-19658] Trend Micro Mobile Securityをバージョン9.8に移行後、Exchange ActiveSync (EAS) デバイスが正しく表示されない問題 修正1: 本リリースの適用後は、Mobile SecurityがEASデバイスをクエリする際のデータ ベースクエリの問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題2: [HotFix 1442][SEG-20332] Active Directoryの登録後、Mobile SecurityのWeb管理コンソールでユーザ情報が 正しく表示されない問題 修正2: 本リリースの適用後は、データベースクエリの問題が修正されることにより、この 問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題3: [HotFix 1601][SEG-17781] WebサイトIDの競合に起因してMobile Securityサーバをインストールできない問題 修正3: 本リリースの適用後は、WebサイトIDの競合を処理するプロセスが修正され、Mobile Securityサーバを正常にインストールできるようになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題4: [HotFix 1601][SEG-21282] Mobile SecurityのWeb管理コンソールで、[アプリ]→[エンタープライズアプリ ストア]→[iOS]→[Volume Purchase Program (VPP) 管理]→[VPP設定] の順に選択 し、[今すぐ同期] をクリックしてVPPアプリと同期した場合、一部のiOS VPPアプ リが [アプリリスト] に表示されない問題 修正4: 本リリースの適用後は、VPPアプリのデータをデータベースに挿入するプロセスが 変更され、この問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題5: [HotFix 1611][SEG-27583] Mobile Securityのアップグレード後、システムでデータベーススキーマがアップ グレードされない問題 修正5: 本リリースの適用後は、この問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題6: [HotFix 1619][SEG-35057] トレンドマイクロのサーバをアップデート後、Internet Explorerで問題が発生す ることがある問題 修正6: 本リリースの適用後は、Internet Explorerのコンプライアンスの違反が解決される ことにより、この問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題7: [HotFix 1629][SEG-29097] 新しいVPPトークンを使用してデバイスにアプリをダウンロードできない問題 修正7: 本リリースの適用後は、新しいVPPトークンをアップロードする場合、Mobile Securityで自動的にVPPデータをリセットできるようになり、この問題が修正され ます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題8: [HotFix 1625][SEG-36822] コミュニケーションサーバにクラウドコミュニケーションサーバを使用している か、またはコミュニケーションサーバの自己署名証明書でドメインを指定している 場合、日本語版のMobile SecurityでiOS 12がサポートされない問題 修正8: 本リリースの適用後は、ローカルコミュニケーションサーバの証明書に対してECDHE 暗号化方式がサポートされるようになると共に、自己署名証明書のサポートされる 最大サイズが1024ビットから2048ビットに拡大されるようになり、この問題が修正 されます。 注意: ローカルコミュニケーションサーバの自己署名証明書でドメインを使用している 場合、次の手順を実行します。 1. $\Trend Micro\Communication Server\に移動します。 2. 「CertConfigTool.exe」を実行して新しい自己署名証明書を生成します。 一般名には、これまで使用していた一般名を指定します。 3. コミュニケーションサーバを再起動します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題9: [HotFix 1627][SEG-37595] [アプリの監視および制御ポリシー] 設定が無効な場合でも、iOSデバイスでコン プライアンス違反が発生する問題 修正9: 本リリースの適用後は、[アプリの監視および制御ポリシー] 設定の [許可する アプリの管理を有効にする] オプションが無効な場合、Mobile Securityでアプリ のコンプライアンス状態の確認をしないようになり、この問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題10: [HotFix 1629][SEG-38228] 日本語版のMobile Securityで着信ブロック機能が有効な場合、モバイルデバイス エージェントをインストールしたAndroidデバイスが、ブロック対象の電話番号 から着信を受けると予期せず停止する問題 修正10: 本リリースの適用後は、Android 9の権限がアップデートされ、この問題が修正さ れます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題11: [HotFix 1631][SEG-39478] Mobile SecurityにAndroidデバイスを登録できないことがある問題 修正11: 本リリースの適用後は、APKファイルがビルド1248にアップデートされ、この問題 が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題12: [HotFix 1633][SEG-38459] クローズドネットワーク環境でMobile Securityエージェントが「eicar.com」の テストウイルスを検出できない問題 修正12: 本リリースの適用後は、データベースにローカルウイルスが追加され、不正プロ グラムパターンファイルの検出ロジックがアップデートされるようになり、この 問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題13: [HotFix 1634][SEG-35949] 不正なiOSプロファイル検索が初期設定で有効になっており、ユーザが設定プロ ファイルから機密情報のクエリを実行できることがある問題 修正13: 本リリースの適用後は、不正なiOSプロファイル検索が初期設定で無効になり、iOS プロファイル検索ロジックが調整されて、機密情報が保護されるようになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題14: [HotFix 1636][SEG-42308] パターンファイルのアップデート中に同期を実行すると、Android OSデバイスが 日本語版のMobile Securityに応答しない問題 修正14: 本リリースの適用後は、Androidエージェントのアップデートモジュールがバー ジョン1047にアップデートされ、この問題が修正されます。 注意: 本リリースを適用することで、RTPatchのクラッシュの問題が修正され、Android エージェントの「AU_temp」の不要なデータが削除され、Androidエージェントの 不正プログラムパターンファイルがアップデートされます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題15: [SEG-98820] 予約検索がAndroidデバイスで想定どおりに実行されない問題 修正15: この問題は、モバイルポリシーに含まれるAndroidデバイスで予約検索が有効に なっている場合に発生します。本リリースの適用後は、この問題が修正されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題16: [SEG-119763] iOSデバイスの位置情報を特定できない場合がある問題 修正16: 本リリースの適用後は、この問題が修正されます。