InterScan for Microsoft Exchange 14.0 Patch 5 (build 2098) 公開のお知らせ:サポート情報 : トレンドマイクロ
InterScan for Microsoft Exchange 14.0 Patch 5 (build 2098)を下記日程にて公開いたします。
■ 公開開始日
2021年10月26日(火)
■新機能および修正内容
- 内部メール定義
- [管理]→[通知設定]→[内部メールの定義]→[内部メール定義のカスタマイズ] フィールドで複数のメールアドレスまたはドメインを同時に指定できるようになります。
その他の修正に関しては、付属の Readmeファイルをご覧ください。
※ Patch 4は、日本でリリースされていません。■入手方法
本製品は次のページからダウンロードできます。
「InterScan for Microsoft Exchange 14.0 ダウンロードページ」
■導入手順
サポート情報 : トレンドマイクロ
付属の Readmeファイルをご覧ください。
2. 修正される内容 ================= 注意: 本リリースをインストール後に、本セクションに「手順」が含まれる場合には 「手順」を実行してください (インストールについては、「5.2 インストール 手順」を参照してください)。 2.1 新機能 ========== 本リリースでは、次の新機能が提供されます。 本リリースで提供される内容について、次の形式で記載します。 ------------------------------------------------ 機能: [社内管理用番号] [HotFixファイル名] 機能の内容 ------------------------------------------------ 機能1: Cloud App Securityとの統合 - InterScanをTrend Micro Cloud App Securityと 統合することで、1つ以上のInterScanサーバから、隔離されたメールメッセージの ログをCloud App Security上で可視化したり、隔離されたメールメッセージを Cloud App Securityに再送信したりできるようになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能2: [SEG-82956] [HotFix 3049] イベントログ通知 - InterScanの検索が複数のメールメッセージに対して失敗した 場合に、Microsoft Windowsのイベントログ通知を受信できるようになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能3: [SEG-86044] [HotFix NA] 内部メール定義 - [通知設定]→[内部メールの定義]→ [内部メール定義のカスタマイズ] フィールドで、複数のメールアドレス またはドメインを指定できるようになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能4: [SEG-86591] [HotFix 3052] 隔離ファイルの削除設定 - 隔離ファイルの作成時間に基づいて、 「隔離ファイルの削除設定」を実行するようにInterScanを設定するオプションが 提供されます。 注意: この機能は、「手動」と「自動」両方の「隔離ファイルの削除設定」 において、[削除対象] フィールドに [すべての隔離ファイル] が指定され ている場合のみ動作します。 手順4: この機能を設定するには、次の手順に従ってください。 1. 本リリースをインストールします (「5.2 インストール手順」を参照)。 2. レジストリエディタを開きます。 3. 次のキーに適切な値を設定します。 キー名: HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion 名前: EnableQMBasedOnFileTime 種類: REG_DWORD データ値: 1: 隔離ファイルの作成時間に基づいて「隔離ファイルの削除」を実行する 0: この機能を無効にする (初期設定) 4. InterScan for Microsoft Exchange Master Serviceを再起動します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能5: [SEG-91957] [HotFix NA] マクロファイル - メールの方向に基づいて、InterScanがマクロファイルに対して 処理を実行するかどうかを設定できるようになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能6: [SEG-92586] [HotFix NA] エンジンのアップデート - Trend Micro Apex CentralからInterScanに ダウンロードしないエンジンの種類を設定できるようになります。 手順6: この機能を設定するには、次の手順に従ってください。 1. 本リリースをインストールします (「5.2 インストール手順」を参照)。 2. レジストリエディタを開きます。 3. 次のキーに適切な値を設定します。 キー名: HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion 名前: EngineTypesNotUpdateFromCM 種類: REG_SZ データ値: 1: ウイルス検索エンジン 2: スパムメール検索エンジン 3: URLフィルタリングエンジン 4: 高度な脅威検索エンジン 5: CIクエリハンドラ 注意: 複数の値を指定する場合は、各値をセミコロン「;」で区切ります。 「UnsupportMessageTypesSendToCM」が存在しない場合、この値は 「3;5」に設定されます。「UnsupportMessageTypesSendToCM」に値を 指定しない場合、InterScan用のすべてのエンジンが Trend Micro Apex Centralサーバからダウンロードされます。 4. InterScan for Microsoft Exchange Master Serviceを再起動します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能7: [SEG-91874] [HotFix 3085] ヘッダの折りたたみ - メールのメッセージIDが最大文字数より長い場合、 ヘッダの折りたたみ機能により、CRLF SPACEを挿入してメッセージIDを分割 できます。メッセージIDを折りたたむかどうかはユーザが設定できます。 手順7: 最大文字数より長いメッセージIDを折りたたまないようにInterScanを設定する には、次の手順に従ってください。 1. 本リリースをインストールします (「5.2 インストール手順」を参照)。 2. レジストリエディタを開きます。 3. 次のキーを追加して、その値を「1」に設定します。 キー名: HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion 名前: NoFoldMessageID 種類: REG_DWORD データ値: 1: メッセージIDを折りたたまない 0: メッセージIDを折りたたむ (初期設定) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能8: [SEG-NA] [HotFix NA] 内部モジュール - ICU、boost、およびGoogleProtocolBufferの各モジュールが アップデートされます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能9: [SEG-79499] [HotFix 3033] コマンドレット - 「Organization Management」の要件を削除する次の2つの オプションが提供されます。権限の要件はオプションごとに異なります。 オプション1: 「EWSLocalCall」隠しキーを追加して値を「0」に設定し、 リモートの実行空間を使用してExchangeコマンドレットを 実行する。 オプション2: 「EWSLocalCall」隠しキーが存在しないか「1」に設定されている 場合、ローカルの実行空間を使用してExchangeコマンドレットを 実行する。 注意: この機能は、InterScanサービスがWindowsアカウントを使用して実行 されており、そのアカウントに「Organization Management」権限を付与 したくない場合のみ有効にしてください。InterScanサービスを ローカルシステムとして実行する場合、この機能を有効にする必要は ありません。これは「Organization Management」がローカルシステムの 要件ではないためです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 手順9: オプションを設定し、両方のオプションでサービスアカウントに対応する権限を 付与するには、次の手順に従ってください。 1. 本リリースをインストールします (「5.2 インストール手順」を参照)。 2. レジストリエディタを開きます。 3. 次のキーを追加して、適切な値を設定します。 キー名: HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion 名前: EWSLocalCall 種類: REG_DWORD データ値: 1: コマンドレットをローカルの実行空間で実行します (初期設定) 0: コマンドレットをリモートの実行空間で実行します 4. 次の適切なオプションを選択して実行します。 * リモートの実行空間を使用してExchangeコマンドレットを実行するには、 InterScanアカウントに次の権限を付与します。 - ドメインユーザ - ローカル管理者 - ExchangeのApplicationImpersonationの役割 - 表示専用のOrganization Managementグループ - 「すべてのプロパティの読み取り」と「コンテンツのリスト」権限 * 「すべてのプロパティの読み取り」と「コンテンツのリスト」権限を付与する には、Exchange管理シェルで次のコマンドを実行します。 Get-OrganizationConfig | Add-ADPermission -User <ServiceAccount> -AccessRights "ListChildren, ReadProperty" * Search & Destroy機能を使用してExchangeコマンドレットを実行するには、 上記の最初のオプションに記載した5つの権限以外に、組織のクライアント アクセスの役割をInterScanアカウントに付与します。Search & Destroyの 実行に必要なその他の権限については、InterScanの管理者ガイドを参照 してください。 * ローカルの実行空間を使用してExchangeコマンドレットを実行するには、 上記のオプションで指定した6つの権限以外に、ms-Exch-Store-Admin権限を InterScanサービスアカウントに提供します。これを行うには、Exchange管理 シェルで次のコマンドを実行します。 Get-MailboxDatabase | Add-ADPermission -User <ServiceAccount> -ExtendedRights ms-Exch-Store-Admin 5. InterScan for Microsoft Exchange Master Serviceを再起動します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 機能10: [SEG-82936] [HotFix NA] eManager - eManagerの抽出および検索時間を設定する2つのオプションが提供 されます。 手順10: InterScan eManagerの抽出および検索時間を設定するには、次の手順に従って ください。 1. 本リリースをインストールします (「5.2 インストール手順」を参照)。 2. レジストリエディタを開きます。 3. 次のキーを追加して、それぞれに値を設定します。 キー名: HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion 名前: EmMaxExtractSeconds 名前: EmMaxScanSeconds 種類: REG_DWORD データ値: 10進数 注意: EmMaxExtractSeconds: InterScanがeManagerの抽出を待機する最大時間。 EmMaxScanSeconds: InterScanがeManagerの検索を待機する最大時間。 eManagerが最大時間内に抽出または検索を完了しない場合、InterScanは対応する フィルタで、ファイルに対して放置処理を実行します。 4. InterScan for Microsoft Exchange Master Serviceを再起動します。。